クリニックから患者さん・ご家族へメッセージ
今までがん治療は、手術・抗癌剤・放射線が三大治療と考えられてきました。これらの治療はそれぞれ重要な意義を持っており、今後もがん治療になくてはならないものです。
しかし、これらの治療は体の外からがんを治そうというものであり、それぞれに副作用や合併症などがあります。
これに対して、免疫治療は、人間ひとりひとりが本来持っている免疫力を高めることにより、体の中から病気を治していこうというものであり、今までのがん治療とは全く違う考え方に基づいています。
2011年、樹状細胞の発見によりRM Steinman氏がノーベル賞を受賞し、2018年、抗PD-1抗体薬(免疫治療の薬剤です)開発で、本庶 佑氏がノーベル賞を受賞したことにより、現在免疫治療は「第4の治療法」と言われるようになってきました。
また様々な研究から、三大治療を行うにあたっても、免疫力があるかないかによってその効果発現にかなりの違いがあることもわかってきています。
免疫治療と今までの治療とは相反するものではなく、どんな治療を受けるにしても免疫力を高める事が大切であり、これによって今までの治療の効果がさらに高まると考えられます。
当院が行う免疫治療は大きな副作用はなく、回数・時期を選びません。
また外来通院で行いますので、ご自分の時間を大切にして頂くことができます。
当クリニックでは、長年、内科・外科でがん治療に携わってきた経験豊かな医師が患者さんとゆっくり時間をとってお話し、ご納得頂いたうえで治療を進めてまいります。
みなさんお一人お一人が、自分の人生を、自分らしく過ごして頂ければと思います。